春でした

震災から1ヶ月が経ち
京都は桜が満開です


庭の草花も
誰も「春だよ」と教えないのに
いつの間にか芽吹き、つぼみがふくらみ
そして花が咲きました。


知らない間にすっかり春なんですね。


薄ピンクの桜の色は
いつもの年と同じように夢みたいに
ぽかぽかとあたたかい中まぶしくて
この光景を目にして真っ先に思い浮かぶ四字熟語は
「世界平和」
そんな感じです。


たとえごつごつ角張っているものも
きっと丸くしちゃうんじゃないかな、と思うこの桜の風景を
たとえば中東やアフガニスタンやアフリカあたりの子どもたちや
震災で被害にあわれたみなさんに見てもらえたら
どんなだろうとも思います。


色々な花あれど
わたしはやっぱり花のありようとして
ソメイヨシノがほんとうに好きです。
あの色合いもポンポン具合も
密集したときに放つオーラも、すべて。
(毛虫などのメンテナンスのぞく)
濃いピンクの八重のしだれ桜もいいけれど
わたしにはちょっと女子女子し過ぎているかも。
夜桜にはうってつけですけどね。


今年はじめて平安神宮のしだれ桜の夜桜をみて
「ほんとに夢の世界みたいだね」を連呼していた私ですが
「安上がりだね」
(・・でも、拝観料だけのことで、実際そうでもなくない?)
と、いつものように夫に一蹴されました。



さてさて


先日我が家なりの内需拡大政策の一環として
夫が初のオーダーシャツに挑戦してみました。
細身なので、なかなか体に合うシャツがないのです。
右の腕と左の腕の寸法も結構違うし。


お店を出て一番最初に2人で顔を見合わせ出た言葉は
「むずかしいなーオーダー!」でした。


いつも着ているシャツとはいえ
たとえばカフスの形がどんな風になっているかとか
しっかり観察したりすることもないので
襟の大きさを決めたり
寸法を決めたり
サンプルをあててみてやっと分かるけれど
これ、ないと結構ちんぷんかんぷんです。


たとえば襟の大きさは今は小さめが主流で
実際夫の好みも小さめだったりするのですが
たとえば今、よくテレビで目にするSMAPのメッセージCMでの
中居くんの襟の形とか
気にも留めていませんでした。
が、シャツ屋さんは真っ先にそこ見るみたいで。
・・・さすが!


逆の立場になって初めて分かる
打ち合わせの難しさ、です。


しかも建築は実寸で打ち合わせしないので
本当に難しいと思います。
決めて、と言われても
できるまでよく分からないというのが本音でしょうから
建築の設計は特に
打ち合わせ中にかいま見えるお施主さんの所作一つ一つから
意図をよく汲み取らないと。
プレゼンの方法ももっとよく考えないと。


そんなこんなで
明日から学校も新学期で。
気分も新たにがんばろう。
おー!