福豆

こんにちは。


12月は本当にただ日が短いからという理由なのか
まさに「お先真っ暗」といった気分が
とめどなくあふれてくるのですが
1月になるとボロロロロンのあの琴の音と共に
ぱたぱたと春の気分がやってきて
さらに2月になると
いろんな蕾がふくらんできたり
早春の花が咲いてきたりで
どんどん気持ちが春まっしぐらです。


なんでこんなに季節に気分が支配されるんだろう
、、、わたしは、熊か?と思うこともしばしばですが
思い返すと東京暮らしのときには
あまりそういう記憶もなく
京都で毎日風をびゅーびゅー感じて自転車を走らせて
小さいながらもテラスの植物たちに水をやったりして
そうやっていつも季節がお隣にいるからなのかなと
思ったりもします。



という若干まわりくどいふりで
一週間も前の節分のおはなし。




今年は事務所にくる途中に近所の熊野神社に寄って
お参りしてきました。


わざわざアップするほどのことでもないかもしれないけど
熊野神社の福豆。
パッケージがかわいかったので
「ブログにアップしろ」という指令のもと夫撮影。




ふだんの何気ないイベントであっても
なんでも「祭」をつけると心が高揚するという
エッセイを読んだことがありますが
(たとえば「ゴミ出し」ですら
「ゴミ出し祭り」みたいに「祭り」の魔力で
わっしょい気分になるように)
福豆の中身も身もふたもないことを言ってしまえば
ただのお豆です。
でも、こうやって「福」とついている
かわいいパッケージからいただくと
とても幸せな気分です。


ただのお味噌汁も「福みそ汁」だったら
ただのおひたしも「福おひたし」だったら



建築にはいろんな人が関わって
いろんなお金が動いて
資産とか投資とかプライドとか
いろいろな副産物があったりするんですけど
結局一番大事なことはその場があることで
いろんな人が幸せになることであって


こういう「福」みたいな現象が
わたしたちのつくる建築であってほしいと思うわけです。


今日はこれでおしまい
さ、がんばろ