今おかんがおいしいのんつくるさかい


こんにちは!


気づけば8月も末です。
ひぇーーーー!
叫んでいてもしょうがないので
今日も西から東へ(でも京都市内)自転車をぶっとばしています。



住宅のリフォーム。
お施主さんからブログにアップしてもいいよOKいただきましたので
できる限りまめにアップデートしたいと思っているのです


がーー


もうすでに電気の粗配線終わって
天井ボード張り始めています。



構造補強終わって
サッシュ総入れ替えして
お風呂も入りました。



といった感じで既に中盤戦ですが
さっそく写真から



天井の下地を組んでいた数日前。
屋根下にスタイロフォーム
天井裏にグラスウールでダブルで断熱しているので
かなり夏涼しくなったはずです。


解体した段階で(外壁と柱梁残してほとんどすべて解体しました)
天井が高くて気持ちがいいことから
ここ(2階)をリビングにすることになったのですが



束や梁が干渉していて
ボード張りが本当に大変でした。(これ今日の話)
どれ一枚としてすっと張れるものがなく
二人一組でボードの端切れを使って簡単な型紙棒をつくって
一枚一枚カッターとノコで切って合わせてビスで留めていきます。


これは模型をつくっていた(オット担当)段階から
うすうす分かっていましたが
等身大(?)の現場だとものっすごく大変で
すみません、、ほんっとすみません、、と平謝りの私。


勘のよい大工さんは
はじめて模型を見せたときに
「これはあれやね、家具みたいな(精度の)家っちゅうことやね」と
おっしゃっていましたが
ズバリ!その通りだったりします。



この間休憩のときにも若めの大工さんから
「設計さんはあれやな、
線もコンピューターでぴっと押したらピーっ引けるし
楽な商売やんな」と言っておられましたが
実際大工さんは図面での「ただの線一本」に
全体力使って四苦八苦なので
それ言われちゃうと
、、、、なんもいえねっ、です。
現場での非力さはいつも痛感です。



まぁしかし。
設計の仕事というのは
現場でほとんど唯一といっていいほど
できあがりの全体像を把握して
その青図にみんなを導いていくサポーターであり
部活のマネージャーみたいな感じではないかと
常々思ったりしています。


建築はおそろしく細分化された分業で成り立っているので
大人同士で伝言ゲームをやっている感じです。
だから、一見「ここ間違わんやろ」みたいなヒューマンエラーも
ちょこちょこあったり。


その中でスケジュールやお金をやりくりし
選手同士のコミュニケーション調整しつつ
またそれぞれのモチベーションもみはからいながら
みんなががんばろう!と思える絵を描いて
わっせ、わっせとやる人。


またお施主さんに対しては
信頼してくださって
楽しみにしてくださって
絶対に失敗はできない!というプレッシャーもあり。
「今おかんがおいしいのんつくるさかい待っといてや」という
おかん心でお仕事しています。


現場に対してのマネージャー精神も
おかんの心と近いところがあるかもしれません。



現場も1ヶ月経って
現場の職人さんともだいぶうち解けてきて
なごやかにお話できるようになりました。(おいおい


あと1ヶ月ちょこちょこ報告しつつ
おかんはがんばります!