本気でつくったチョコレート

こんにちは。


この間は、現場行こうと思ったら電車がとまっていたり
本当に大変でした。。。雪、こわい。。。。!


現場は進んでいますが、今日も脱線話へ。



さて、今日はバレンタインデーですが
だからってんじゃないんですが(そうですけど)
チョコレートのお話を。


最近、ローチョコに興味があるので、
フードプロセッサーを買って、
自分でローチョコつくるかなー?と思ってましたが
つくったチョコレートと買ったチョコレート
どっちがいい?と夫に聞いたところ
「おいしいのがいい」と言っていたので買うことに。笑


そこで、
百貨店で催されているサロンドほにゃららは
ものすごい人なのと広告費いくらかけてんねん?がいつも違和感なので
どこか京都の
小さくてもおいしいショコラティエはないのかな?と調べたところ
ありました!


Dari Kさん。



早速、日曜日に夫と買いに行き
ちょうど今は我が家
ちょっとしたお菓子バブルにつき(いただきものがあって)
その日のお茶は違うお菓子で、
バレンタインの日に改めて、、なんて思ってたんですが
帰ってから、Dari Kさんの書かれているものを読んで
すぐ食べることに。


このショコラティエさんは
インドネシアスラウェシ島から豆を輸入して、
なんと自分のところで発酵し、チョコレートにしている!

だから、つなぎになるカカオバター
植物油脂などを一切使っていないのです。

最小限のお砂糖と生クリームとカカオ豆のみ。
チョコレートの十割そばって感じ?


口に入れると、今まで食べてたチョコレートと全く違う!!!


夫も私も大興奮で
せこく4粒入りのを買ったのですが
私は半分ずつ全種類食べたかったのに
一粒ぱくりと口に入れ、
目をつむってうっとりと至高の表情の夫、、、、


あぁあぁぁと夫のもぐもぐを制止する間もなく
結局私は3種類しか食べられなかったけれど
(←食べ物のうらみは恐ろしい)
そのおいしさは衝撃的!でした。


あんまりおいしかったから
翌日、また買いにいって
お義父さんに「その日のうちに食べてください!」と渡したら
帰りにさっそく「おいしかったわよ〜」とお義母さん。笑


なんだかね。
このオーナーさんの経歴もすごいんです。
もともと東アジアの金融系の方だったのに
あるときインドネシア産のカカオが産出量が多いのに
日本にほとんど入っていないことに気づき
実は豆の品質はよいのに発酵の技術で味が変わるので
そこの技術さえあれば、もっと変わるはず!と一念発起。
それで自分でチョコレートのお仕事を始めたっていうからすごい。


普通のショコラティエというのは
もうすでにチョコレートの状態になっている
クーベルチュールチョコレートに
少し風味を加えてみたり
きれいな形に成形してみたり
まぁそんな感じで「チョコレートつくってます」というらしい。


でも、それってよく考えたら
チョコレートつくってる訳じゃないですよね?


バレンタインのチョコレート
今年は自分でつくるから!っていう人も
豆から発酵させてチョコレートをつくる人はいないはずで
みなさん棒状なり、コイン状のクーベルチュールチョコレートを買って
それを型に流すなり、ケーキにするなりってことで。


その違いは本当にすごくて
香りといい、口溶けといい、後味といい
何をとっても今までのチョコレートとは訳が違う!と
うならされる味でした。


日曜日はその晩、
BSであるショコラティエ(フランス人)が
チョコレートについて語っていたんだけれど
所詮美しいチョコレートをつくるってことに尽きるお話で
その美しさって一体なんなの?と思い始めると
なんだか建築界でもよく聞く話だなーと思っちゃって
心ゆさぶられる説得力はまるでなかった。


やっぱり
本当においしいものを目指すなら
その仕組みから疑って
そこから本気で手作りすると違うかも、、と
自分の仕事をまた改めて考え直すきっかけになりました。



何はともあれ。
すごくおいしいすごく新鮮でピュアな味のするチョコレートです。
お取り寄せもできるみたいなので、ぜひお試しあれ!