インフラは文化

こんにちは


この日曜日に京都造形大学で
こんな映画の上映会+監督トークショーがあったので行ってみました。


ミツバチの羽音と地球の回転


好きなものをつくる人がブログに書かれていることがよく気になるので
この映画はそんなこんなで気になっていました。
なので、このブログを見てくださって
同じように関心を持ってくださる人がいらっしゃったら、、という思いで
リンクを貼ってご紹介します。



原発について
日本とスウェーデン
これまでとこれからについてのドキュメンタリーです。


基本的に何かにただただ反対と唱えるものは好きではないのですが
この映画はその先について描いているのがよかったと思います。


何より、まずは瀬戸内海で原発が作られようとしていたとは、、、
個人的な瀬戸内海のすばらしい思い出とあいまって
まずはそのことにビックリしました。


電気は作ったら溜めておけないというのが一番ネックなんですね。
だからどこかに集約して電気をつくろうとすると
ロスが多くなるから規模が大きくなるのは当然な訳で。


でも、そこから考え直せばいいんじゃない?というのは
すごく自然な考え方だと思ったし
エネルギーの問題をきっかけとして
自分たちの生きる場の魅力発掘+誇りの問題として
大きくとらえられていることに共感できました。



それから先は映画に譲るとして
建築という小さくても一つの新しい環境をつくっていく立場として
いろいろ考えさせられました。


まだ学生のときにある建築家から
「建築はお施主さんだけでなく、そこで働く人を含めて
いろいろな人のお金や人生を巻き込む産業なんだ」
という実際の話を聞いて
強い衝撃をうけたことがあるのですが
ほんと、うわっつらな「エコ」でなく
もっと建築から始められることを
深く考えていかないといけないと思いました。



タイトルにしている「インフラは文化」ということ
この映画で取り上げられている大切なことの一つでもあります。


スウェーデンでは電力会社が自由化されていて
出版業だった会社が今電気をつくって売っているとか。
どうして出版業?と思うかもしれませんが
出版を通して、ターゲットを絞った顧客に
付加価値をつけたエネルギーを売るということで
ただ安いとか便利とか
そういうことをこえたところでインフラを選んで文化にしていくことに
はっとさせられました。


本当はもっと書きたいこと、いろいろあるのですが
今かかえていることのなかで
少しでもやれることを見つけることが先決!
まずは自分の仕事やってみて、、なので
今日はこれにておしまい。


では!