気をかんがえる


こんにちは。
最高気温は30度を割ったそうですが
ムシムシしているせいか
自分周辺が暑く感じられます。



最近の私の目下の課題は
「気を全身にめぐらせること」なのですが
まぁこれが難しいというか。。。
あれこれ考える癖がついているので
上半身に気がかたよってしまっているのでしょうね。
なんとなく分かるのですが、
それを全身にめぐらせることを
とても難しく感じてしまいます。


そして気ってなんだ?といろいろ考えているうちに
建築でいう空間みたいなものかな?と思うに至りました。


昔、部屋の某消臭剤(だったと思う)のCMに
「服にも空間にも」とうたっていたのに
「これって空間っていえるの?
ただの空気のことじゃないの?」と疑問に感じ、
授業の最後に学生さんに
この「これちゃうやろ」の思いをはきだして
大爆笑されたことがあります。


でもそう思うんです。


三次元のものが立ち上がったからって
それが自動的に空間になれるわけでなく
ある条件や雰囲気や意志が宿ったときにだけ
「空間」になるんじゃないかな、と。


人間も同じでただ身体がそこにあるだけでなくて
それに息を吹き込むことでいきいきと生きられるわけで
そういうのを総じて気というのではないかな、と
自分の中でリンクしてみました。


空間も「結果」や「感じられる」ものなのだから
そんな風に気をとらえるといいのかもしれません。



今、からだのことに関心があります。
建築ととてもよく似ていると思います。


建築も中から息を吹き込むやり方もあるし
外から整えるやり方もある。
両方から、あるいはいろいろな方向から
少しずつ全体像を探るのが一番とも思います。
人間の身体も建築も誰かの個人の意志や力で
制御できるものではないダイナミックさに
興味を感じる今日この頃です。