夫婦水いらず


こんにちは。
あれよあれよという間に12月に。
12月は「急げ急げ」と言われ続けているような錯覚の起こる月で
気づけば焦ってばかりで手に着かなかったということが
多々あったりする過去数年。
今年こそできれば脱皮したいもの。


目下、ウェブサイトの更新が懸案事項となっており
オットからはさっさとやりなさい!と言われていますが
一番最近の住宅、テキストを書くのに
とても難儀しています。



一言で言えば(決して悪い意味でなく)
「これといってやろうと思ったねらいみたいなのがない」ということです。
このプロジェクトは今までになくかなり受け身というか
流されてやるように心がけました。


この決して悪い意味でない感じが
いざ文章化しようと思うとすごく難しい。。。
それでもちょっと書くと見えてくるかもしれないので
チャレンジしてみないと進みませんな・・・



さて。
日曜日は大橋歩さんの三重県立美術館での展覧会に行ってきました。
最終日だったので、もはやおすすめできないのですが
すごくいい展覧会でした。


数年前、あるトークショーで動く大橋歩さんを見たけれど
(失礼ながら)
「かわいーー!」と心の中で叫びました。
いや、実際言っちゃったかも。
動くお人形さんというか
にこにこ小さくてとてもかわいらしいたたずまい。


それ以来
50代でユーミンになり
60代で大橋歩さんになることが
夢な私ですが
そういうこと考えること自体
あの大橋歩さんらしさからほど遠いのかも。


なんというか
そのナチュラルな感じというのは
かなり一周回っての結果なのですね。
予定されてできたナチュラルさでは決してない。


最近予定されたナチュラルさみたいなものが一人歩きして
個人的にものすごく違和感を感じることがあるのですが
そういうものが全くない強烈な「リアリティ」の残る展覧会でした。


今の大橋さんという人となりを
とてもすっきりと体感できる展覧会という感じ。


平凡パンチの表紙を
あのペースであのクオリティで描いてからこそという感じで
平凡パンチの表紙は本当にじっくりと
原画と印刷物を往復しました。


昔の先生のチェックの入った原画もおもしろかった。
作家年表に「家の改築」が入っているのもよかった。


ついでに言うと
ご主人の石井厚生氏の彫刻も同時に展示されていたのですが
とても素朴でほほえましいたたずまいで
これもまたよかったです。
とっても好きな方向性でした。
(もしかしてロビーでご本人目撃したかも!?)


夫婦で切り盛りしている展覧会。
(←この言葉の使い方は間違っているとオットに指摘されましたが)
それが読後感をよりさわやかな感じにした気がします。


そんなわけで
お昼は松阪で地元の人が集う焼肉屋さん「一升びん」でお肉を堪能し
われわれ夫婦もゆっくりと充電した休日でした。


焼肉と展覧会の余韻の残る車中
年賀状デザイン検討会議を行った結果
今年は「デザイン事務所的」年賀状を脱皮し
小さな雑誌のような楽しめる年賀状を目指そう!
という方向性が決定されるも
例によって「・・・あとはたのむ!」と
オットに力強く丸投げされましたけどね。


それにしても
三重県のFMは洋楽のDJみたいな人が
お昼の洋楽枠みたいなところで釣り番組をお届けするんだなぁ。
半分以上外国語のようでそのポップさが印象的でした。


寒さがしんしんしてきましたが
ではまた!